成分(用土) | 使用方法 | 肥効期間 | 育苗方式 | |
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窒素-0.32% リン酸-0.23% カリ-0.16% C/N比-5.6 |
普通の肥料入りの床土と同様にお使いください。 苗箱への土入れは透水性が悪くならないように、播種直前に行います。 |
40日以上、成苗にも適応 ※播種時期が遅い場合や育苗期の気温が高い場合40日以下になることもあります |
省力、苗の病気予防の点でまさるプール育苗をおすすめします。普通の育苗方式にも十分適応します。 | |
プール育苗の長所 | ||||
・有機質による育苗ではカビの発生のために苗箱の透水性が悪く、苗の初期成育に遅れのみ られるときがあります。プール育苗では苗箱に十分に水が回りますので透水不良による生育 遅れの改善になります。 ・一部に立ち枯れ症状が発生しても拡大しにくいです。 ・プール内の水が外気温の急な変化から苗を保護します。日中の水温の上昇はハウスのビニ ールシートを開放して通風を良くすれば抑えられます。 ・プールに水を入れっぱなしにしておくので、潅水の回数が非常に少なく省力です。 |
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自然育苗用土の使用上のポイント | ||||
- 透水性について - ・透水性は問題がありませんが播種時、苗箱の水のとおりが悪い場合、みずかけはていねい に多めに行ってください。できれば、時間をおいて2回がけして下さい。 - カビについて - ・苗箱の表面に発生するカビは有効菌(発酵菌)の菌糸で問題有りません。かん水で消えます。 ・発生するカビが原因で苗に病気が発生することはほとんどありません。ただし、発芽できずに 死んだもみに、たまにカビの発生がありますが問題ありません。 - 出芽について - ・出芽のとき、自然育苗用土の発酵熱のために苗箱の水分蒸発が早まる場合もありますの で、出芽障害を起こさないように苗箱の乾燥には特に注意してください。 ・育苗器を使用する場合、自然育苗用土の発酵熱が出ますので出芽障害を起こさないように 温度はできるだけ低く(25℃以下)設定して下さい。 ・ハウスに苗箱を積重ねて出芽させる方式は推奨しません。積重ね方式の場合、内部の温度 が上がりすぎて出芽障害の可能性があります。(苗箱の積替え等で温度管理を十分に行えば積重ね方式も可能です) - 温度管理について - ・自然育苗用土の有機質の発酵を進めすぎないために、ハウス内の温度は28℃以下で管理 してください。 ・肥料成分は有機の特性上多めに配合しておりますので、温度管理が高めの場合生育が早ま ることがあります。 - プール育苗について - ・プール地面の均平は吟味して行って下さい。水入れしたとき水位に片寄りがありますと浅いと ころの苗が枯死したり、温度上昇により苗立枯細菌病などの病気が発生しやすくなります。 詳細は「自然育苗用土・自然育苗養分使用説明書」(PDF版2.5Mb、全6頁)をご覧下さい。 育苗の疑問・トラブルは「自然育苗用土・養分による稲の育苗の疑問とトラブル対策」(PDF版154kb,全4頁)をご覧下さい。 |
【自然育苗用土】 自然土の赤土に発酵させた有機質を配合した稲の苗のための床土です。化学的な成分は全く含んでおりません。有機質でありながら即効性がありますので初期成育が良好で、根張りが良く丈夫な苗に育ちます。有機米の苗作りに最適です。 有機JAS規格適合。(開発開始、平成4年) ・わら、もみがらは稲苗の生育環境をできるだけ田圃に近づけたいという考え方で使用しています。 |
【自然育苗養分】 自然育苗用土から自然土を除いてほとんど発酵有機質だけにした製品。別途用意した自然土と混合(養分1:自然土9の割合)して使用します。自然土と混合したものは自然育苗用土と全く同じものになります。有機特殊肥料(岩手県届出済み)。 有機JAS規格適合。 |
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●使用方法などお気軽にお問合せください。 ●お近くの代理店につきましてはお問合せください。 ●ご注文予約はできるだけ早めにお願いします。ただし納品は3~4月となります。 (この製品は受注生産品です) 【製品仕様】 自然育苗用土 約20kg入り(ポリ袋) 苗箱7枚分(覆土分は含まず) 自然育苗養分(別途土と混合して使用) 12.5kg入り(ポリ袋) 苗箱48枚分 ◇自然育苗用土と自然育苗養分及び当社の全製品が 農林水産省の「有機農産物のJAS規格別表等への適合性評価済み資材リスト (平成24年3月)」へ掲載されておりますのでご覧ください。(資材リスト(PDF)) |